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25 レーパンやアームカバーなどのシリコンテープかぶれを防止する簡単なTips

以前、通販で手に入る安価なサイクリング用パッド付きインナーパンツ数種類を履き比べてレビューしたが、その際、裾についているシリコンテープで太ももがかぶれる、という話を書いた。
実は、俺が持っているインナーパンツ類では、かぶれはある特定の製品を使ったときだけ起きて、その他の製品では何も起きないということがあって、もしやシリコンゴムの中に有害な物質でも含まれているのでは・・・?と気になった。

そこでちょっと調べてみたところ、意外にもこの、「シリコンテープかぶれ問題」に悩まされている人ってのが世の中にはとても多いことが判明したのだ。
意外にも、というのは、俺が通販で買って試したような安物はともかくとして、ちゃんとしたメーカーのレーパンなんかだったら、そのへんきっちり対策されてそうな気がしてたから。(事実、SUGOIのインナーパンツの裾テープはやはりそういう問題を感じたことがない)
でも色々と読みあさってくと、どうも高級かチープかといった単純な話じゃなくて、何となく大まかな傾向があるようだ。
頻出キーワードは「シリコン」と「水分」。汗や雨などの水分でふやけた皮膚に、テープでの締め付けや摩擦が加わるとかぶれが発生しやすい・・・っぽい。

これってもしかして、有害物質とかそういうのではなく、「機械的じんましん」ってやつなんじゃないだろうか。俺がかぶれる特定の製品は、テープの面積が広く、しかもつるつるしていていかにも摩擦が強そうな形状になっている。
まあ素人が間違ったことを言ってたらいけないので下手な推測は止めておくが、とにかくレーパンやインナー、スパッツ、レギンス、アームカバー、あと他にも水泳用ゴーグルなどなど、滑り止めにシリコンゴムが使われている衣類・スポーツ用品ではかぶれが非常に起きやすい、ということは言える。

両国あしのクリニックニュースによると、これはかなり古くからの問題らしく、さまざまな試行と研究が行われてきたとのこと。
そしてすでにこのクリニックでは解決策も発見されているそうだ。

ある患者様のお話しの中から、かぶれの予防に結びつきそうなヒントを得ました。そこでそのヒントから、以下の仮説を立てました。
それは、ドット部分に保護クリームを塗布してかぶれが予防できないかというもので、この検証を患者様のご協力を得て行いました。結果、見事かぶれる患者様の数を激減させることができました。

なんと、「患者数激減」ですってよ! すばらしい!
ドット部分と書かれているのは、このクリニックで使用されている弾性ストッキングの滑り止めシリコングリップのこと。
つまりシリコンテープにクリームを塗っておくことで刺激が軽減できたり皮膚を保護できたりするらしい。

で、その「保護クリーム」ってなんなんだ?という話だけども、オロナインでいいのかな。とトンチンカンな事を考えるまでもなく「保護クリーム」でググってみると、わしが知らんだけでその名の通りの製品が数多くあるようだ。

アマゾンで検索すると有名そうなクリームがたくさんヒットする。
けどちょっと高いな・・・
ケロデックス? ロコベース? ←初めて知った。
アトリックスとかニベアじゃいかんのか・・・?
と、これらの商品の説明を読むと、水仕事の手荒れ保護などを謳ったものが多いようだ。
イギリス発[業務用皮膚「保護」クリーム]ケロデックス クリーム<医薬部外品>
ロコベース リペア クリーム 30g

つーことは、つまり、水分で皮膚がふやけて、そこに刺激が加えられて痛んだり荒れたりするのを保護するクリームってわけで、これはまさに、レーパンのシリコンかぶれ防止にうってつけの効能じゃないですか。

というわけで、「保護クリーム」というのは水仕事などの手荒れ保護用クリームのことっぽい。
となると対象製品は大量にあるな。冬に活躍する尿素クリームも良いかもしれない。
あと、ワセリンなんかも使えそうな気がする。オロナインはやっぱ違ったな。
尿素10% クリームチューブ
ユースキンA 120g

で、今ふと気付いたんだが、レーパンのパッドにシャモアクリームとかワセリンとかを塗る人は、裾テープにもそれらを塗るのが常識になってたりするのだろうか・・・?

10 シマノの登山靴☆SH-MT91のサイズ選び

・サイズ選びの難しい通販

まだ始まって20日くらいしか経っていない当ブログですが、けっこう多くの方が「シマノ SH-MT91 サイズ」などの検索ワードでお見えになっています。さすがに冬本番ですね、トレッキングや軽登山にも使えるこのSPDシューズ、もちろん防寒にもバッチリでしょう。
ただ、今までのところ当ブログにはこのモデルについて有益な情報がありません……

せっかくお越し頂いてろくな情報がないままでは申し訳ないので、このSH-MT91のサイズのことを書いてみます。
と言いますのも、なんと偶然にも私は今、サイズ42と43の2足の新品MT91を持っているのです。IMG_1364
なので、このシューズがワンサイズ違うとどのくらい違うのか存分に履き比べることができますw
なぜ同じ靴を二足も持つ羽目になったのかと申しますと、サイズが合わなかったためです。
なぜサイズが合わなかったのかというと、実物を試し履きせずに、海外通販で買ったからです……orz
買い直してまたサイズが合わないと3度手間になってしまうため、あえて手元に置いたまま新たに買い足しました。

・他の靴とは何か違う?

といっても、そもそも一か八かで買ったわけではなく、根拠としたのは、今メインで履いているSPDシューズがサイズ42=26.5cmのレディース用モデルWM40で、特に支障なく快適に履けていることです。

SH-WM40
SH-WM40

レディース用で大丈夫なんだから、少なくとも同サイズの男性用シューズならさらに余裕があるはず、という理屈です。
シマノのラスト(靴の足型)には色々あって、MT91はつま先が最もゆったりと広いボリュームプラス・ラストというタイプだそうです。


ところが、実際に履いてみると、確かにつま先の部分はゆったりしてて、横や上には指を遊ばせる余地があります。
しかしなぜか、右足の小指の爪だけが当たって痛い。
これが非常に悩みどころで、サイズ選択が難しくなっています。
サイズ42だと微妙に右足の小指の爪が当たっているのですが、これが43だとブカブカすぎるのです。
あまりにブカブカだと、今度は指が遊んでしまい、靴の内側にぶつけて、かえって指先や爪を痛めそうです。

・別の分野を参考に

こんなふうに入口の遥か手前でつまずいてしまいましたが、高価なシューズのため、あまり参考になるサイトやブログもありません。
そこでふと思いついて、登山靴の選び方を調べてみました。→登山用具の選び方 登山靴のサイズ合わせ
この靴の特徴は、SPDシューズでありながら、軽登山やハイキングにも使える本格的なブーツだという点です。
だったら、普通の自転車用シューズの選び方よりもむしろ登山靴の選び方の方が参考になるのでは?と思ったからです。
それによると、登山靴を試着するときはまず、使用する靴下を決める、とのことでした。
なるほど、私は出だしから間違えていました。薄手の靴下で試し履きをしていたのです。
トレッキングや軽登山に使うブーツを、薄手のソックスで使うことはまずないんじゃないでしょうか。
さっそく、底がパイル地の中厚手のユニクロ靴下で履いてみました。
履いた後でつま先をトントンとやって、靴の先に足指が触る状態にします。
この時にかかとにすき間が空きますが、そのすき間が指一本分(1.0cm)くらいになるのが適正サイズです。
すると、ブカブカすぎると感じていた43が適正で、ちょうどだと思っていた42はきつすぎることが分かりました。

かかとに指を差し込む感じで↓
IMG_1375

また登山靴は、行きは登り坂、帰りは下りに対応するため、一つの靴で履き方を変えて調節します。
具体的にはひもの締め方を変えます。
登りでは足首周りをややゆるめにし、自由に足首の角度が変えられるようにします。
下りでは逆に足が靴の中で遊んで前へ滑っていかないように、かかとを靴にぴったりつけた状態できつく締めます。
こうすることで、登りでは足首を深く曲げられ、下りではつま先が靴の先へぶつかって指や爪を痛めることが防げます。

これをペダルを漕ぐときに当てはめると、まさにこの「山下り」と同じような紐の締め方でいいような気がします。
足首の角度はそれほど大きく変わるわけではないですし、つま先にゆとりがないと指や爪を痛めることがあります。
ところがサイズが大きすぎてゆとりがありすぎると、今度は足首周りをどんなに締め付けても、靴の中でいくらかは足が遊んで前へと滑ってしまい、指先を靴の内壁にぶつけて痛める危険が増すことになります。
というわけで、このモデルは、他のSPDシューズよりもサイズ選びを慎重にしないと後で痛い目に会いそうです。

・いつもの靴のサイズを把握すること

ここを見る方の参考に、普段の生活で私が履いている靴のサイズを書いてみます。
メーカーはアディダス、プーマ、Golaなどで、細身のシューズが多いです。サイズは26.5cm(USサイズ8 1/2)。
以前アディダスのサイクロンというSPDシューズを26cm(USサイズ8)で履いていたのですが、ぴったりでつま先が当たり、走り終わると時々爪が痛くなっていました。

Adidas Cyclone
サイクロン
この経験から、長時間のサイクリングでは、シューズにある程度のゆとりがないと危険だと知りました。
また、靴の中で足が一定の形を保ったままになるので、疲れが溜まりやすい気がします。指を曲げたり伸ばしたり、微妙に踏み方を変えたりできないからです。


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